「駄菓子屋さん」それは私にとって夏休みの思い出そのものです。というのも夏休みを過ごす田舎のおばあちゃん家のスグ近くにその駄菓子屋さんがあったからです。銭湯の隣に木造のお店があって、いつも近所の小学生でいっぱい。母は食べさせるのを嫌がっていましたが、こっそりおばあちゃんからおこづかいを貰っては兄と通ってました。100円もっていれば、お金持ち気分。あれこれ迷いながらいくつもかごに選んで行く楽しさ。スーパーボールのクジを引いたり、名前は忘れたけど櫛に差してある少し酸っぱいたこ(?)の干物、小さい容器に入ったヨーグル、チロルチョコ。型抜きのガム、さくらんぼ味のちいさなおもち、水で溶くと緑色のソーダになる粉….。思い出すだけで、あの頃の情景が懐かしく浮かんできます。