小さなころ、遠足といえばおやつ、おやつといえば駄菓子ということで近所の駄菓子屋に小銭を握りしめていっていました。駄菓子は見た目も楽しくて色とりどりで、あれもこれもとついいろいろ欲しくなってしまって、でもお金はほんのちょっぴりしかないので、これは諦めて、これを買って…いやいややっぱりこれを買って…と試行錯誤しながらお菓子を選んでいました。見た目も楽しく、安くて何種類も買えるのって本当にうれしいことですよね。それで、お会計のときには小さい額の小銭をジャラジャラと何枚も出して、店のおばちゃんと一緒に一枚一枚小銭を数えたりして(笑)そして遠足当日の一番の楽しみがおやつであったことはいうまでもなく(^^)お弁当にがっつきつつも、リュックから見え隠れするお菓子にそわそわして、いざ袋をあけたら友達とコレいいやろ~とか、あっソレ買ったと?交換しようや!なんてワイワイ騒いで。遠足の間に全部食べてしまわないで、あめ玉を1~2個残しておいて、家に帰るまでにこっそり舐めながら歩いたりしていました。今でも駄菓子は大好きで、小さいころの思い出が蘇るということもありますが、あの楽しい見た目、色々選ぶ楽しさ、わくわく感は他にかえがたいものがあると思います。先日も、久しぶりに近所の駄菓子屋にいってみました。子供ばっかりだろうな~恥ずかしいな~と思っていたのですが、やはり子供でごったがえす薄暗い店内に、私と同じようにすこし気恥ずかしそうにしてかごに駄菓子をとっている女性が。ああやっぱりみんな一緒なんだ、と思い、うれしくなってしまいました。そしてそこは大人ですから、遠慮なく、子供たちのうらやましそうな視線を感じつつ、カゴいっぱいあの駄菓子を買ってかえりました。すまないね子供たちよ、大人になるとそういう楽しみがあるのよ(笑)