小学生の頃の私にとって・・・ 東京都 もぐら様

小学生の頃の私にとって、駄菓子屋さんは「宝箱」みたいな存在でした。わくわくしながら店に入ると、さくらんぼ餅やチョコマシュマロ、ムギムギなんかがきらきらきらきらして、目が眩んでしまう。一人で行ってもいいけど、友達と一緒の方がだんぜん楽しくて、これおいしそうだね、とか、これとこれ後で交換しようね、とか言い合いながらじっくりと選んでいました。昔通いつめていた駄菓子屋さんはもうなくなってしまったけど、夏に食べたちょっと生ぬるいゼリーも、内側から太陽が透けて見えるスナック菓子の袋も、涙が出るほど酸っぱいガムも、お菓子を入れてもらう紙袋の匂いも、全部が大好きで、大切な私の毎日でした。今思い出してみても、あのころの記憶はやっぱりきらきらしていて、あれは宝箱だったんだなぁ、と思います。

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