駄菓子といえば、やはり小さい頃を思い出します。幼稚園に通う前くらいの歳だったと思います。家から歩いて2~3分位の所に「おりさ」という駄菓子屋さんがありました。我が家とも親しいお付き合いがありました。その頃は5円でも買えるお菓子がいくつもあったように思います。でも、場合、お金も持たずブラッと一人で店を訪れ、「これ頂戴」と言ってお店のおばちゃんにお菓子を見せただけでそのま持ち帰ったそうです。そんな事が日常茶飯事にあったそうです。もちろんお金が後で母が払いに行ったそうです。あの頃の私は何を考えていたのだろうとおかしくなります。何よりも一番好きだった駄菓子は赤、緑、ピンク、白・・・と色とりどりにあった「麩菓子」です。サクッとした歯ざわりと口の中で溶けていく感触、そして回りについた甘い砂糖が好きでした。今はもうあんなに大きな麩菓子を見る事がありません。