駄菓子の思い出と言うと、やはり近所の駄菓子屋での毎日。駄菓子の名前は今では殆ど覚えてはいないが、最近駄菓子のコーナーがスーパーやいろんなイベントで見かけることがある。私の子供の頃は小遣い月300円くらい。でも近所の駄菓子屋に行くと5円や10円でいろんなお菓子を買えたものだ。腑菓子やイモ飴や串刺しのカステラ、甘納豆、黒砂糖で作ったお菓子もあった。でもみんなそのまま買うのではなく、くじだったような気がする。そのくじをやって当たると一番大きな駄菓子をもらえるのだ。あるとき、お年玉を貰って懐が随分暖かい時、そのくじが10個くらい残っていただろうか。でも当たりは3つも残っていた。そこで10個全部買ったのだった。だが、一つも当たりがなくてあばちゃんに猛抗議。おばちゃんは最初から当たりを全部抜き取っていたのだった。当たりが最初からなくなったらその後、誰もそのくじをやらなくなるだろう。だから最後の人も当たりを狙って楽しめるじゃない。と言われ何だかそこで納得してしまい、一つ当たりの商品を貰って得した気分になって帰ったことを思い出す。でもそれって本当に得したのだろうかと今ふとおもうのだった。