小学生の頃、家から歩いて2分くらいのところに駄菓子屋さんが・・・ 長野県 擬宝珠様

小学生の頃、家から歩いて2分くらいのところに駄菓子屋さんがあり、下校途中に本当は禁止されていた買い食いをよくしていました。そこの駄菓子屋にはおじいちゃんとおばあちゃんが2人きりで経営していました。いつも学校へ登校する8時頃にはまだお店は開いていませんが窓から夫婦で外を眺めていて、通りかかる自分達に気軽にあいさつを交わしてくれました。そして帰りにはお店に寄って駄菓子やアイスを買って食べました。しかし3年生くらいになり、朝お店の前を通りかかると車が多く止まっていて、玄関には「忌」の文字。これを見た自分はまだよく意味が分かりませんでしたが、後におじいちゃんが亡くなってしまったことを知りました。その日から、そのお店は閉じてしまいました。おばあちゃんの姿もあまり見かけなくなってしまい、何かすごく悲しい気持ちになった事を覚えています。

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